中国香港の日系企業
中国香港には日系企業も多く進出しています。
今回訪れた先々を少しご紹介です。
まずは、マツモトキヨシさん。
こちら台湾のご担当の方にご紹介いただきました。
いつも台湾事業ではお世話になっております。
2023年9月に新たに開業したばかりの中国香港の9店舗目かな?フラッグシップ店です。
なんと、薬、コスメ、日用品以外にも日本のお土産、キャラクター商品などの
複数のカテゴリの販売もされており、まさに『日本の総合ショップ』に変身しています。
ビジネスモデルを紐解くと、日本での同社の展開は日本人向け、外国人向けです。取扱商品は薬、コスメ、日用品中心です。
日本にはお土産屋さん、お菓子屋さんなど複数ありますが、
外国になるとそれらの店がほぼ無いので、ある意味顧客の囲い込みとしては良い戦略に変化していますね。
なので、これらのお土産やキャラクターなどの日本の文化も同時に発信する事で、新たな顧客へのアプローチとも言えます。
とても面白いお店でした。
続いては一蘭ラーメンさん。
こちらもいつも台湾事業ではお世話になっております。
なんと、日本に先駆けて最近はモバイルオーダーが出来るようになりました!
決済もクレジットカード紐づけなので、楽々ですね!
という事は、いずれ日本もこうなるのかな?
海外では、日本ではやっていない事を取組んでいる日系企業があるので、
本当に面白くもあり、とっても勉強になります。
続いてはPPIH(ドン・キホーテ)さん。
こちらもいつも台湾事業ではお世話になっております。
海外では『DON DON DONKI』というブランドで展開し、
日本食品スーパーを中心とし、それにフードコートなども組み合わせた
『日本食の総合モール』というのが海外ではそのような印象があります。
香港では6店舗くらいあるでしょうか?
その中でも特に印象的なのが『フードコート』ですね。
団子、おにぎり、和牛串、そして回転寿司まで!日本では展開していない
事業を海外で展開しています。こちらも日本の食文化を海外で発信されています。
ちなみに、DON DON DONKIさんは、台湾高雄市では12月上旬に台湾最大売り場面積のお店が開業します。
その店舗開発で当社はお手伝いさせていただきました。
続いては東京のSHIBUYA109の香港版のミニストアの『THE 109 STORE』さんです。
今回、こちらの現地法人代表の方ともお会いすることが出来、色々とお話を伺う事が出来ました。
主なブランドとしては、地雷系ファッション、トー横系ファッションのブランドなどが中心です。
これらもある種のファッション文化としてカテゴリが存在するようです。
地雷系ファッションまでは知っていましたが、トー横系まで派生するんですね・・・
色々なファッションカテゴリーが存在しますね。とても興味深かったです。
日本でのビジネスが外国では変化し、新たなビジネスモデルとなっている事例ですね。
これは逆に外国企業本社で、日本で企業活動をする際に現地とは異なるビジネスモデルに
なっている可能性も大いにありますね。こうやってビジネスモデルを紐解くと色々と見えてきて、
勝手に分析をするだけでも面白いです。
そして、自社の戦略がこれらの中でどのように合致をさせることが出来るのか?隙間は何か?を常々考えながら、
少しずつ行動に移していきます。