小売業の業態変化~台湾編〜
様々な業態で、業態変化というのが起こっていますが、
2024年特に印象的だったのを紹介します。
新規事業で他分野に進出するというのは
大きな取組になりますが、 既存分野の+αとしては、
このような発想も非常に有意義であると見受けられた例を紹介しますね!
台湾編です。
コンビニは日本ではセブンイレブン、ローソン、
ファミリーマート、セイコーマート(主に北海道)等
様々なブランドがありますね。
台湾ではセブンイレブン、ファミリーマートが
日系ブランドして存在しています。
その中のセブンイレブンですが、
今年新たな取り組みを始めています。
台湾のセブンイレブンは
台湾の統一グループが運営をしています。
まず、エクステリアデザインがとても印象的ですね。
従来のロゴはそのままに
+αで新しいイメージを与えていますね!
エクステリアだけではなく、
店内にはなんとフードコートが併設されています!!
こちら、2024年11月にオープンしました!
ちょうどオープン後の1週間以内に視察に行けました。
ただのフードコートだけではなく、
提供料理の1つに5つ星ホテルのレストランが
プロデュースする料理もあるんです、すごいです。
視察の際に時間の関係で食べることが出来ませんでしたが、
ここはコンビニです。
売り場面積は実数値は分かりませんが、
200坪以上は有るかと思います。
なので、売り場もとても充実しています。
そして、ワインも価格帯が高めのものまであります。
×4.8円~4.9円で日本円のレートです。
2,000円~5,000円のワインの価格帯のゾーンです。
また、ワイン以外にも専用ブースがたくさんありました。
そして、スラーピー!
フローズンジュース?みたいな感じでしょうか。
続いては、お酒もここでは飲めます!
台湾ウイスキーのKavalanの画像広告が出ていました。
コンビニでウイスキーが飲めるなんてすごいなー。
これも発想の転換ですね。
これは、こうであるべき!ではなく、
ニーズの変化に柔軟に対応した結果
このような形になったのでしょうね。
こちらは、2024年の春に開業した、
台湾のセブンイレブン、 スターバックス、
ミスタードーナツなどを運営する
統一グループの創業発祥の地の
台南市での店舗のご紹介です。
セブンイレブン、ドラッグストア、スターバックスの
3ブランドによるパワーセンターでの開業です。
日本のスターバックスでは、
東京の目黒にあるロースタリー以外の店舗では
そんなに大きな差というのがあまり感じないのですが、
韓国は様々なストアコンセプトのスターバックスがあるので、
日本と異なる印象があります。
また、台湾も基本的にはこれまでは日本と同様の店舗展開でしたが、
ここのお店は新しいストアコンセプトのお店でした。
台湾でも今後、韓国のような展開になるのかな?
2025年、台湾台北市にロースタリーが開業するそうです。
ちなみにここのセブンイレブンの店舗は
300坪以上は有るような感じがしました。
店内はこんな感じです。
広いです!
コンビニ業態を変化させ、スーパーマーケットに近づけ
+αフードコートを組み合わせて、
新たなカテゴリの誕生させたような気にも感じます。
参考までにこちらは、
韓国のスタバ2店舗の画像です。
こちらは韓国の1号店です。
留学生の多い大学のすぐ近くに所在していました。
この出店戦略も面白いですね。
続いて、高級エリアに所在する
韓国ソウルのスターバックスの店舗です。
エクステリアデザインというのは、
『いかにその街に溶け込むか』という部分も
とても重要であるという事も分かりますね。
その地域に人が住んでいれば、
その地域のインフラになるのも小売り業態ですね。
台湾以外に、韓国を見る機会も出てきて、
より視野や価値観の捉え方の柔軟性が
持てるようになった気がします。
従来型に捉われない発想で新たに取り組むことで、
今まで顧客対象外だった顧客を取り込むのと同時に、
既存の顧客に対しても新たな刺激を与えることで、
再来店率なども高めることが出来そうですね。