組織に於ける権限&承認プロセス
2024年9月20日
会社経営の中では様々な組織や権限、承認プロセスなどがあり、
その企業ごとによってその方法は様々であると思います。
特に部門ごとの縦割り権限が強ければ強いほど、
よく起こりがちなパターンについて今回は掘り下げますね!
テーマ:答えが 2 になるという計算式を新たな手法 『 割り算 』 を用いて説明せよ。
結論としては、どうでしょうか?
下から稟議を上げていくと、そもそもこの考えを持つ部門が無いので、
どこの部門に相談しても、相手にされません。
やったことがない、そんなの知らない・・・という場合が有ります。
では、このような場合どのようにするのが良いでしょうか?
まず思いつくのは、下記のように 割り算部門の新設 です。
こうすれば、割り算部門に相談すれば良いですね。
部門間で意思決定の協議の場を設けるのも1つですね。
あまり良いやり方では無いですが、
会社としてどうしても必要な場合には、トップダウンで強引に推し進めるのも1つです。
しかし、その後組織や意思決定や権限を再構築さえすれば、
一時的に障害が起こっても、長期的にはきちんと組織に落とし込めるものと思慮します。
一方でトップダウンの場合も取締役内でも権限が様々あると
これも一筋縄ではいかぬ場合も多く有ります。
取締役Aがこの 『 割り算 』 を推進をしていて、新たに会社に導入したくても、
この権限自体が会社に無い場合は、場合によっては取締役会に提起し、
協議する場合もあります。
その場合、このように反対の方が多い場合は、
結局トップダウンをしたくても出来ない場合があります。
このような場合は、そもそもこの 『 割り算 』 の手法を会社に導入するときには、
取締役会で合意を得て、新設部署を作り、
意思決定を明確にしてからプロジェクトに取り組むのがスムーズかもしれませんね。
元々、各部門が横断的に協議が出来たり、
新たな取り組み事項を積極的に取り入れている組織であれば、
そんなに大きな弊害は無いですが、一方で旧態依然であり、
新しい取り組みに対して、ネガティブな発想を持つ社風の場合は、
組織ごと変えないとなりませんね。
新規事業はもちろんのことですが、事業として大きくなくても、
既存事業の中や既存組織の中での取り組みでやったことない事、
判断が付かない事に関しては、
『 やる意味あるの? 』 と当然意見が出てきてしまうので、
やはりここで重要になるのも
『 パーパス(目的や存在意義)』 なのだなと とても思いますね。
組織に於ける権限&承認プロセスは、
既存業務を回すのは大きな弊害は無いですが、
既存業務に無い新たな取り組みや
業務が発生した場合(イレギュラー時)には、
どのように スピーディーに回すか?について決めるのも、
ビジネスチャンスを逃さない為の1つの重要な組織論であり、
正解もなく、常に追い求め続けるものなのかなとも思います。