今回は、【フォントによる印象の違い】について
お話しして参ります。
みなさんは、フォント と聞いて、
何を思い浮かべましたか?
日本語ならゴシック体、明朝体、、などの
和文フォント。
英字なら、欧文フォントがあります。
フォントには たくさんの種類があります。
フォントというのは、ブランディングやデザインを行う上でも
関わりの深い要素です。
フォントが違うだけで、与える印象がガラリと変わってきます。
ブランディング、リブランディングをお考えの方、
デザイン制作をお考えの方は ぜひ一度、フォントについても考えてみてください。
本記事が少しでも参考になりますと幸いです。
ではさっそく!
今回は、日本語の和文フォント を
見ていきましょう!
●和文(日本語)フォントの種類

日本語のフォントは、
大きく分けると2種類になります。
ゴシック体 と 明朝体 。
一度は聞いたことがあるかもしれませんが、
みなさんはそれぞれのフォントに
どんな印象を持っておりますでしょうか。
まずは ゴシック体 から見てきましょう!
●ゴシック体

たとえば、
以下のフォントは、大きなカテゴリーとしては
すべて ゴシック体 です。

こうして並べて見てみると、
各フォントの違いが
よりわかりやすくなりますね!
●ゴシック体の主な特徴としては、
・飾りがなく線の太さがほとんど一定
・誰でも見やすい
・直線的なため、機械的な印象
・シンプル
などが挙げられるかと思います。
そのほかにも、みなさんが持った印象も含めて
いろいろな特徴があることがわかります。
●使用例(ゴシック体編)

それでは次に、
ゴシック体のフォントは、一体どのようなときに
よく使用されるのでしょうか。
1つ例を挙げますと、
見やすい=視認性が高いフォントのため、
食品の一括表示に使用されることが
多いかと思います。
(※一括表示については、また後日ご紹介いたします。)
こちらは当社で制作した一括表示です。
(※一部内容を変更して掲載しております。)

ゴシック体を使用することで、
すっきりとして視認性が高まりますね。
その他には説明書など、
感情よりも端的に内容を伝えたいときに
ゴシック体が使用されている印象がありますね。
●明朝体

次は 明朝体 を見てみましょう。
以下もすべて 明朝体 のフォントです。

先ほどのゴシック体と同じように、
明朝体といっても
いろいろなフォントがあることがわかります。
フォントごとに
印象も少しずつ変わってきますね。
●明朝体の主な特徴としては、
・線に強弱がある
・うろこ(三角形の山のようなもの)がある
・上品さや高級感がある
・フォーマル
などが挙げられるかと思います。
みなさんはほかに
どんな印象を受けたでしょうか?
●使用例(明朝体編)

それでは次に、
明朝体のフォントは、一体どのようなときに
よく使用されるのでしょうか。
また1つ例を挙げますと、
読みやすい=可読性が高いフォントのため、
書籍などの長い文章に使用されることが
多いかと思います。
こちらは弊社の会社案内パンフレットの
一部です。

本文には明朝体を使用し、
見出しには先ほどお話しした
ゴシック体を使用しております。
このようにフォントを使い分けることで
メリハリが出てさらに読みやすくなる
工夫ができます!
明朝体のその他の使用シーンとしては、
新聞紙や書籍で使用されていることが
多いかと思います。
●使用例(メニュー表)

簡単に2つのメニュー表のデザインを作成いたしました。
左側がカフェをイメージしたメニュー表デザイン、
右側が定食屋をイメージしたメニュー表デザインです。
こちらの①メニュー表では、
まだフォントの選定は行っていません。
そのため、特にこれといった印象は
受けない仕上がりになっています。

次は、どのような店舗なのか?
お客様にどのようなイメージを与えたいか?を考え、
それぞれの店舗イメージに合ったフォントを反映し、
配色も含めてデザインいたしました。

いかがでしょうか。
こうして並べてみると、より印象の違いが
わかりやすいのではないでしょうか。
今回のフォント選びにおいては、
カフェのメニュー表は、
飾りのないシンプルなゴシック体フォントをメインに、
親しみやすさやすっきりとした印象を与える
スタイリッシュなデザインをイメージしました。
定食屋のメニュー表は、
「和」の雰囲気を演出するため、
筆書きのような明朝体フォントを使用し、
縦書きのレイアウトにすることで
日本の定食屋さんらしさのあるデザインを
イメージしました。
メニュー表のような、
文字を読ませるデザインにおいては特に、
顧客に与えたいイメージを
フォントで表現することができると考えます。
●なぜこんなにもたくさんのフォントが
存在しているのか?

一体どうしてこんなにたくさんのフォントが
あるのか気になってきますね。
みなさんはどう思われますか?
ゴシック体、明朝体 1つとっても
いろいろなフォントがあるため、
そのフォントを使用したときに、
そのものが与える印象が変わってくることから、
どのような印象を与えたいか?
どのようなことを伝えるのが目的なのか?
可読性は重視しているか?
などというように、
何を読み手に伝えたいのか を明確にすることで、
目的に見合ったフォントを
使用することができます。
伝えたいこと、与えたい印象の分だけ、
いろいろなフォントが
作られてきたのではないかと思います。
このようにして、多くの種類の中から
使用するフォントを決定していきます。
●まとめ

・ 和文(日本語)フォントは大きく分けて、
ゴシック体 、明朝体 の2種類。
・ゴシック体は、説明書などの端的に物事を
伝える場合や、視認性が高いため、
目立たせたいときに最適。
・明朝体は、可読性が高いため、書籍など
長文に使用することや、
上品、高級感を出したいときに最適。
はじめにもお伝えしたとおり、
フォント選びは、販促物などのデザイン制作以外にも、
ブランディングにおいても とても重要な要素となります。
例えば、ブランドロゴマークを制作する場合、
ロゴタイプ(ロゴマークの文字の部分)を制作するときの基盤となります。
どのようなブランドづくりをされたいか
どのようなブランドイメージを与えたいか
ブランドを立ち上げる目的やターゲット層を明確にすると、
無数にあるフォントからブランドに最適なフォントを
選び出すことにつながると考えます。
今回は【フォントによる印象の違い】について、
当社の考えをお話しいたしました。
フォントを決めることがある際は、
目的に合ったフォントを選定してみてください!

このデザイナーコラムは、リプロールのデザイナーが、制作現場で大切にしている視点や判断の考え方を整理している思考ブログです。
デザインを表現として終 わらせるのではなく、ブランドや事業にどうつながるかを意識しながら、デザイナーの立場から考えています。
そして、この視点は、札幌を題材にしたブランディングの考察や、事業戦略ブランディングなどとも連動しています。
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