7月24日(土) 東京出張②
更新日:2021年10月2日
諸々の打合せが終わったのは、17時過ぎです。
部屋に入り、諸々終わらせて食事に行きました。
18時から食事です。
東京都は緊急事態宣言なので、19時がラストオーダー、
20時閉店。そして、お酒の提供は無し。
この日は星ヶ岡様での食事をしました。
中国料理です。
台湾出張の時は、台湾で有名な中国料理店は
結構訪れて食べたことがあります。
日本で中国料理を食べるのはあまり機会が
無いので、とても楽しみにしていました。

@コースです。
日本全国の食材を使用したコースです。
メニュー表を見るだけでもう胸いっぱいです。
この日はお酒が無いので、逆に言うと
料理の味をとてもよく味わえます。
完全に仕事目線での食事の突入。
なかなかこんな機会もめったにないです。

@一人です。
わざわざ4人掛けテーブルを2つ組み合わせてくれました。
中庭が見えます。この庭のすぐ左は首相官邸です。
このようにポテンシャルがものすごいレストランですら、
コロナ禍に於いては翻弄され、非常に苦戦をされています。
今回の料理はすべてが驚きだらけです。
コース自体が起承転結でストーリーとメリハリが有って、
生産者の素材への想いと、シェフのこだわりの技術の
相乗効果が本当に凄い。
美味すぎて感動しました。
これを食べてから既に5日経過しましたが、
味をはっきり覚えています。
今までの私の人生の中の外食料理で1番です。

@滋賀県産元気アスパラの冷製スープ
アスパラは北海道だよね!って概念覆されました。
アスパラの香り、食感、みずみずしさめちゃくちゃ美味しいです!
そして、玉ねぎの旨味がトン、トン、トトトンってじわじわ広がりながら、
上にちょっとかかっている油のコクがたまに効いて、幾重にも口の中で
味わいが広がります。

@九州七県の食材を取り入れた七種前菜の盛り合わせ
魚料理は、ほんのちょっと少し塩漬け気味
の味わいだけど、塩がめちゃくちゃ美味い。
車エビ、佐賀牛、いずれも味わいが繊細。
そして、右側にあるのが豚肉。
これは中国料理の味付け。しっかりとインパクトのある
味わいです。
そして、左の豆。これも奥深い味。

@宮城県気仙沼産ふかひれの姿煮込み
見た目の味わいが濃いように感じますが、
味わいが深く、味わいの階層がすごい。
見た目以上にあっさりしながらも、最初の一口目の
インパクトも強すぎず、ややあり、もやしの食感も
また楽しい。

@三重県産伊勢海老と千葉県産鮑のさっぱり炒め
火入れの技術力の高さを感じた逸品。
中国料理ならではの火入れなのですが、
伊勢海老、鮑は中心までかなりの熱が
入っており温度がとても高いのですが、
周りの餡の温度の差があるので、口に
入れた瞬間の味の広がりが本当に凄い。
そして、オクラはやや塩味がついているのですが、
この餡との塩味の層が違い、全体のバランスが
本当に凄い。

@仙台牛サーロインの煎り焼き黒胡椒ソース 加茂茄子添え
これは王道のザ・中国料理の味わいでした。
懐かしい味だなー。
この豆も美味しかったですね。パリポリ食感です。
盛り付けがセンターではなく、手前をわざと空けている
レイアウトなのが個人的には気になりました。
お皿の周囲が濃い黒であり、料理の全体的に色味が強いので、
白い部分を敢えて見せる事により、手前から見た際に
重すぎず見せ、よりバランスを良くしているのかな?
めちゃくちゃこだわりを感じます。
見て楽しい。

@岐阜県産清流長良川の郡上鮎 湯葉包み揚げ
手前は、私がお土産で持って行った
北海道噴火湾の自然塩の カムイ・ミンタルの塩です。
カムイ・ミンタルの塩は北海道洞爺湖町の
ザ・ウインザーホテル洞爺様でも採用されています。
カムイ・ミンタルの塩 ippin
https://ippin.gnavi.co.jp/article-9052/
カムイ・ミンタルの塩 nikkei style
https://style.nikkei.com/article/DGXZZO20226730S7A820C1000000?channel=DF080420167228&page=2
ザ・ウインザーホテル洞爺
https://www.windsor-hotels.co.jp/ja/blog/breakfast/
パッケージの企画、パッケージデザインは
当社でお手伝いさせていただきました。
この日は料理長の山橋さんが わざわざ私の為に、
塩を組み合わせてくださいました。感激です。
周りに他のお客様もいらっしゃるにも関わらず、
わざわざ固有名詞を出して説明してくださったことが
本当に恐れ多いです。

@中には佐賀牛のひき肉
えー!!魚と和牛を組み合わせるの!?
めちゃくちゃ驚きです。
繊細な鮎と、和牛だからこそ成される
味わいの組み合わせなのかなー。
お互いにお互いの味を邪魔しない。
そして、湯葉をカラッと繊細に揚げる
技術も本当にすごい。
鮎の食感は繊細です、ひき肉はずっしり
していますが、そのバランスが絶妙。
よくこんな発想に行きつくなー、凄い!

@秋田県産比内地鶏の棒棒鶏冷やし麺
比内地鶏の強い食感に、麺はコシが強すぎず
野菜のシャキシャキとパクチーの強すぎない味。
ここは日本人に合わせてますね。
タレも美味しい。
これ台湾での中国料理のイメージだと、
パクチーがドーン!って感じです。
