10月30日(土) 繊細さと複雑さ
9月の話に遡りますが、食べ物の話です。

@メニュー
こちら当社のお客様でもある、東京のザ・キャピトルホテル東急の
中国料理の星ヶ岡様です。
現在は、テイクアウト容器のおうちでかんたんをご採用
いただいており、パッケージとデザイン分野でもお取り組み
させていただいております。
ザ・キャピトルホテル東急
中国料理 星ヶ岡様
https://www.tokyuhotels.co.jp/capitol-h/restaurant/hoshigaoka/index.html
とてもとても歴史のあるホテルであり、またこちらの
レストランもとてもとても歴史があり、仕事面の『プロフェッショナル』
という部分に於いては、非常にいつも私自身感銘を受けます。
なので、こちらで食事をすることがとてもいつも楽しみでもあります。
『ただでは帰さないぞ、感動させるまでは』と言わんばかりの
驚きの料理ばかりです。
こちらでは2か月毎に様々な都道府県フェアが開催
されています。前回はオリンピック開催期間中という事もあり、
日本全国フェアでしたが、この時は長崎県フェアでした。

@南島原 深江産車海老の揚げトースト
メインの車エビを支える衣、香辛料、繊細さが凄いです。

@長崎県産食材を取り入れた前菜の盛り合わせ
1皿に長崎県の食材が揃います。
味わいも本当にたくさんのバリエーションが有り、
もうこの1皿でストーリーが胸いっぱいになります。
ガザミ(蟹)、シャコ、クエ、平家きゅうり、あかね豚、対馬地鶏、
いか、椿油・・・
全てが長崎県産です。すごい。
いつも思いますが、本当に前菜の繊細さは
和食じゃないの!?と思わされるほど繊細です。

@長崎県橘湾水揚げ ガザミの蟹肉入りふかひれの姿煮
ガザミの蟹肉入りふかひれの姿煮です。
同じ食材を使用しても調理技法がすべて異なるので、
まるで違うものを食べているようにも感じさせられます。
塩の味の入り混じり方が本当に凄い。絶妙。
ガザミは台湾で何度か食べたことがあったので、
長崎でも獲れる事の驚き、そして食べ方のアレンジの豊富さが
凄いです。台湾では茹でて食べたことしかありません。

@五島福江港直送 五島〆ハタの蒸籠蒸し 青葱の香り
ハタと幾つもの塩の味わいが絡み合って、
しっかりハタのうまみを引き出す、そんな製法。
ハタも台湾では過去に食べたことのある、馴染み深い
食材の1つでもありますが、こうして日本で食べるのは
また違った味わいを感じます。
そして、この青葱が臭すぎず、さりげないアクセントで
美味しい。

@雲仙あかね豚の東坡肉 如意巻添え
中国料理の王道の味です。
ずーん!ってくる感じ。
このお肉は美味しかったです。

@長崎和牛“出島”ばらいろの浙江赤酢炒め
星ヶ岡さんの酢料理の炒め物は素材の中まで
日がジューッ!って入っていて、外側の餡も熱いんですが、
一緒に食べると、熱すぎないというなんとも不思議な
調理技術です。火入れ技術がすごい。
そして、空気と一緒に食べようとするといつも
必ずむせます笑 食材の周辺の空気までお酢の
味が飛んでいます。しかし、癖は強くない。
そして、個人的に凄いなーって思うのが、盛り付け。
手前を微妙に空間を開けます。
こういうさりげない細かさにプロフェッショナルを
本当に感じます。
この抑揚は私もデザインなどを考える際には、
とても重要視しているので、とても良い刺激です。

@長崎俵物 生からすみと海老卵の和え五島手延べうどん
全体が絶妙にバランスがとられた味わい。
生からすみで全体が1つの味になるかと思いきや、
そうはさせないのがここのお店の凄さです。
五島の手延べうどんは、ここで知り、通販しました笑
また、五島の塩も同じです。
とってもまろやかな自然塩です。
一般的な自然塩とはまた違う層の塩味です。
面白いです。

@長崎県産茶 そのぎ茶の豆乳ブランマンジェ&壱岐島産“和蜂”生はちみつ月餅
