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日々精進ブログ

執筆者の写真Yusuke Yamaguchi / 山口 祐輔

11月28日(木) 人から人へ

更新日:11月30日

今日は少し長めの文章です。


先週、ボジョレーヌーボーが解禁されました。

たぶん、初めてだと思いますが日本で購入したのは。

自宅に届いたのですが、台湾出張だったので飲めませんでした。




台湾高雄市のワインバーで先週飲んだ、

ボジョレーヌーボー。

言い方的には『新酒』です。今年の初物ですね。


初物なのに、こんなにも味がしっかりしているんですね。

驚きました。



先週の週末は台湾高雄市で台湾人の友達が

ここのワインバーを紹介してくれた。

食事の後にそこで飲みながら語りました。

日本人2名と台湾人1名です。

個人的には、『また来たいなー』って思えるとても良いお店でした。

その翌日、また同じメンバーで一緒に食事をする機会があり、

日本人2名で『閉店時間まであと30分、30分だけ行こう!』ということで、

再び行って来ました。







二日続けてという事もあり、

常連の台湾人の紹介という事もあり、

すぐにお店の人とも親しくなり、結果深夜1時くらいまで一緒に話して、ワインを飲みました。


グラスワインが赤10数種類、

白10数種類ととても豊富です。

もちろんワインセラーもあるので、

グラスからボトル注文まで幅広く

提供しているお店です。


お店の人の知識がすごい。





最近、お酒はウイスキー以外にワインを好むように

なったということもあり、

改めて思うのは『ワインは万国共通の歴史のあるお酒の1つ』と

とても思いました。


ワインは日本もそうですが、様々な国で生産されています。

もともとはぶどう。


その地域に根差したぶどうの品種があり、

そこでつくられるワインがある。

そして、その地域には様々な食がある。

これだけ、世界の様々な地域で生産されいるお酒というのも

少なくないので、とても興味深いなって最近とても思います。


色んな国の人と話をする際に、

共通ワードとしては良い共通ワードになりそうです。


ウイスキー好きな人とウイスキーの話もするけど、

ワインの方が奥深さを感じます。

もちろん、ウイスキーも大好きです。


外でワインを飲む際の周りの人たちも

ワイン好きな人が多いので、

色々教えてくれる機会もあり、ありがたいです。


その高雄のお店の台湾人オーナーとも親しくなり、

翌日に私が台北市で宿泊する関係で、

私はそのオーナーに

『台北市には、ここのお店のようなワインバーって無いの?』

って聞くと、ここのオーナーは

『香港人がやっている良いワインバーがあるよ』

とのことで、そのお店を教えてくれてそのお店へ行って来ました。

しかも、そのお店はいつも泊るホテルからもそんなに遠くないので、

気軽に行けた距離感でした。



ずらり並んでいます。

グラスワインも30種類くらいから選べました。





お店の名前は『Graft-接木酒食』というお店の名前です。

このGraftで、『高雄のワインバーのオーナーが紹介してくれて、

今日来たよ』と話して、メニューを色々と見ながら、

ここにお店のストーリーが書いてありました。

それが上の写真です。

翻訳します。


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ワインの歴史を語るうえでとても重要な出来事がある、

19世紀初期にぶどうの樹が害虫の影響で9割がダメになって、

ワイン産業を壊滅状態にしまうという出来事があって、

フランスはアメリカから害虫被害の無いぶどうの樹をもってきて、

『接ぎ木』の方法でぶどうの樹を再生させ、

ヨーロッパのワイン産業を救った究極の方法である。


Graft この名前は私達に対しても重なる意味がある。

私たちは生まれながらの香港人である、

人生の後半をここの場所を幸いにも得ることができた。

また、嫁ぎ接いで台湾の民主自由の土地の上で、再び出発します。

努力は生活と夢を追います。

なので、この名前は私たちにとって非常に意義があります。

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この言葉の重みの意味が分かりますか?



これ、私にとってはとても重みのある話です。

香港では2019年~2020年にかけて民主化運動行われ、

国内がとても混乱しました。

これは中国の影響で言論の自由などが無くなることを

香港の国民が恐れたため抵抗したためです。

台湾人の知り合いからは、台湾ではこの影響で

最近香港人の移住が増えているというのはよく聞いていました。


このお店のご夫婦もそのうちの人たちです。

このお店の香港人オーナーに聞くと、今台湾には5万人の

香港人がこの数年移住したらしいです。

お店のお客さんは香港人が中心でした。言葉が広東語でした。


お店の香港人オーナーは、口数は少ないですが、

とても勤勉で一生懸命お店を運営されている感じでした。

もちろんワインの知識は素晴らしいです。

香港は広東語、台湾の言葉とは異なります。

台湾に住んで3年になるらしいですが、

台湾の中文もとても上手です。

少しの香港スタイルの家庭料理もあり、私にとっては大満足です。











これは、じゃがいもと豚肉のミンチを

合わせて揚げたもの。

美味い。















これは、手羽先にさつまいもの

衣を付けて、ちょっと甘しょっぱい

感じのもの。美味い。















これは、ワンタン麺です。

麺はやや硬めです。

美味い。

薄味スープがいいです。














魚肉焼売。

美味い。




















可愛い置物です。











お店を後にするときに、握手とハグをして、

『頑張ってね!また来るね!』と伝えました。


もし、仮に自分が彼の立場だったらどうするだろうか?

育った環境、周囲のもの、人の関係性をすべて置いて、

新たな国で新たな生活ができるだろうか?


自分の国に二度と戻ることもできないのを覚悟に、

その決断というのは本当に迷いが多く、

人生に於いてもとても重要な決断です。


リアルに『もう自分の国には民主自由が無いから、

台湾に民主自由を求めに来た』と言葉を生で聞いて、とても衝撃を受けた。


私自身の人生の中でその『民主自由を求めに他国に・・・』

という選択肢が無かったので、

それ以上の話は私はできなかったけど、

ただ去年、今年に香港には2回出張に行ったので、その時の印象を彼に伝えた。

彼は、『その通りだ』とだけ私に言った。


改めて思う事は、もっと歴史やその国で起こっていることを

直に学ぼうと思わされます。



また、ここのお店に来よう。

この2日間の出会いはこうです。


➀台湾人の友達と高雄のワインバーへ

②高雄のワインバーの台湾人オーナーと親しくなる

➂台北のワインバーの香港人オーナーの紹介



まさに、人から人へと。





前回のブログでも書いた3代目の彼との出会いもそうですが、

当社(私)の台湾でのネットワーク形成はこのように

仕事以外でもとても自然と素晴らしいご縁をいただく機会が多いです。

自分の人生に於いて、とても嬉しく幸せだなと思います。




偶然か?必然か?分かりませんが、ありがたいことですね。


















香港人オーナーのTommyと1枚。



Tommyの人柄が出てる1枚です。

私は顔がまん丸です!





さて、日々精進。






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From Sapporo ,

We create new value & vitality.

株式会社リプロール


★当社デザイナーによるfree art★

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